屈曲・湾曲ペニスの治療のご相談で皆さんが心配されるのが、手術の痛みについてです。
誰でも痛いのは嫌ですし当然のことです。
メスで切ったら血が出て痛いのではないかと想像するのが普通かもしれません。
それでは実際に手術の痛みとはどのようなものでしょうか?
手術は麻酔の効果が出てから始めるので、メスで切る時や縫い合わせている時は意識があったとしても痛みは感じません。
ですので手術での痛みは麻酔注射の痛みです。
麻酔で眠って手術する場合なら、痛みどころか、手術していることすら記憶に残ることはありません。
すなわち手術の痛みを左右するのは麻酔の方法なのです。
世界で最も細い注射針、ナノニードル
当院ではナノニードル(写真の一番下)を使用して局所麻酔(注射による麻酔)を行っています。
普通の注射針(身体用の太い針:右写真上、顔用の細い針:右写真中央)と比べて大変細いため、皮膚に針が刺さった感覚もほとんど感じません。
ナノニードルは通常、目の整形手術で使用する極細注射針ですが、わずかな痛みも取り除くため当院では顔の整形手術及び男性泌尿器をはじめとした屈曲矯正手術にも使用しています。

敏感な亀頭には注射しない、ブロック麻酔
麻酔注射の痛みを少なくするために効果的なのは、敏感な部分を避けて皮膚の感覚が鈍いところに注射することです。
当院では敏感亀頭や亀頭周辺の皮に注射をするのではなく、皮膚の感覚が鈍いペニスの根元の皮膚に麻酔注射することでペニス全体を無痛にする、ブロック麻酔という方法で行います。
これは神経に直接少量の局所麻酔薬を注射して、痛みの感覚が伝わるのをブロックしてしまう方法です。どの部分に注射をすれば痛みが少なく確実に無痛にできるのか、神経を熟知した経験豊富な医師にしかできない麻酔法です。
さらに完全無痛をご希望なさる患者様には、上記の麻酔法に加えて、オプションで以下の2つの麻酔法を選択していただくことができます。
痛みと緊張を和らげる、マスク麻酔(笑気麻酔)
お顔に麻酔用のマスクをして、痛みを和らげる笑気ガスを吸入するのがマスク麻酔(吸入麻酔)です。お酒に酔った時のように緊張が解けてリラックスできます。
マスク麻酔が効いてから麻酔注射をすると、注射の痛みもほとんど感じなくなり、手術に対する恐怖感もやわらぎます。
眠っている間に無痛で手術する、静脈麻酔
麻酔が効いて痛みがなくても、音や光、感覚で恐怖を感じてしまうこともあります。
こうした問題を解消するために、眠っている間に注射や手術などを行うのが静脈麻酔です。
痛くないのは当たり前、緊張や恐怖感も一切感じることなく手術のすべてが終了します。