症例6 10代男性 屈曲ペニス形成術・上反り形成術・包茎手術
ご来院までの経緯
中学生の頃から勃起した時の屈曲に気づきました。痛みはありませんでした。
普段は包茎でしたが曲がりはないし、はじめは誰でもこんなものかと思っていましたが、 その後、自分だけの症状であることに気づき、コンプレックスを抱くようになりました。
人に相談することもできず悩んできましたが、ネットで屈曲ペニスの手術のことを知り、 銀座みゆき通り美容外科さんにメールで相談したところ、親身に対応して下さったので、思い切って来院することにしました。
ご来院時の状態
仮性包茎の状態で、平常時には何ら変形はありませんでした。
ご本人にお伺いしたところペニスに外傷を負った経験もなく、診察上ペニスにしこりを触れることもありませんでした。
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平常時の状態(正面)
仮性包茎で、しこりや変形はない。 -
平常時の状態(斜面)
仮性包茎で、しこりや変形はない。
ご来院前に、ご自宅で勃起時の状態を撮影していただいたところ、下方向に明らかな屈曲変形を認めました。
生まれつきの症状であることから、屈曲ペニスの原因は先天性の陰茎湾曲症であると診断しました。
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勃起時の状態(側面)
下方向への屈曲変形がある。 -
勃起時の状態(上面)
下方向への屈曲変形がある。
症状の分析と治療方針
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ペニスは1ヶ所で鋭角に曲がっているというよりも、緩やかに下方向に湾曲しています。
このためペニスを真っ直ぐに治すために、3ヶ所(赤矢印)で少しづつ上向きに修正する方針としました。
さらに、勃起角度を上げるために、ペニス根元での上反り修正(緑矢印)も効果的と判断しました。
画像シミュレーション
下方向への屈曲を上方向に3ヶ所で修正する場合、さらに上反りの目的で根元で上方向に1ヶ所で修正する場合の、 2パターンを画像でシミュレーションしました。
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上方向に3ヶ所修正する場合のシミュレーション
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上方向に3ヶ所修正し、さらに根元で上反り修正する場合のシミュレーション
シミュレーションを元にご本人と話し合いをした結果、上反り形成も含めた修正を行う方針となりました。
また仮性包茎も同時に治すことになりました。
麻酔法の選択
修正箇所が多いことから、局所麻酔注射もペニス全体に行う必要があり、手術時間は2時間程度になることが予想されました。
局所麻酔でも手術は可能でしたが、麻酔注射の痛みや手術時間の長さの負担を感じなくするために、 点滴で眠っている間に無痛で手術が完了する静脈麻酔を選択することになりました。
経過画像
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仮性包茎の皮膚切除のデザインです。(正面)
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仮性包茎の皮膚切除のデザインです。(裏面)
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手術直後の状態です。
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包帯で保護して終了します。
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2週間後、抜糸の直後です。(表面)
自然な仕上がりです。 -
2週間後、抜糸の直後です。(裏面)
自然な仕上がりです。 -
3ヶ月後の状態です。(正面)
包皮を引っ張り傷口を露出させても目立ちません。 -
3ヶ月後の状態です。(裏面)
裏すじ(包皮小帯)を残すように治しています。
勃起時の状態(手術前/手術後3ヵ月)
- 手術前(側面)
- 手術後3ヵ月(側面)
- 手術前(上面)
- 手術後3ヵ月(上面)
[ 料金 ]
施術内容 | 標準治療費 |
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屈曲ペニス・湾曲ペニス修正(下曲り3ヵ所)、勃起角度修正(1ヵ所)、上反り形成、仮性包茎手術 | ¥1,120,000(税別) |
[ 主な注意事項 ]
- なるべく目立ちにくい部位を必要最小限に皮膚切開し縫合しますので、傷はさほど目立つことはありませんが、体質により抜糸後もしばらくは赤みや色素沈着が残ることがあります。
- 個人差がありますが、大まかな腫れが引くまでに1~2週間を要します。また時に内出血することがあり、この場合内出血による赤紫の色調が消えるまでに10日~2週間を要します。
- 余剰包皮を切除した場合、包皮内部が落ち着くまでには、少なくとも1ヵ月を要します。
- 術後は包帯を巻いて患部を適度に圧迫します。これは包茎手術や屈曲ペニス・湾曲ペニス修正手術後に必須のアフターケアですので、医師の指示を遵守してください。
- 飲酒や喫煙は手術後の出血や痛みの原因となりますので、手術後1週間はお控え下さい。
- 術後腫れが引いてくると、皮下にしこりのような硬さを触れたり、触れると不均一な感じがしたり、皮膚の感覚が鈍く感じたりする場合がありますが、通常徐々に改善します。